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海上保安庁は2026年2月2日(月)、令和8年度以降に実施される複数の採用試験において、体力検査の判定基準を改正すると公表した。今回の改正は、「反復横跳び」と「上体起こし」の2種目について、従来の一律基準から「第1水準」と「第2水準」の二段階による評価方式へと変更したもので、2026年実施の各種試験から適用される。

改正の対象となるのは、大卒程度試験の海上保安官採用試験、高卒程度試験の海上保安大学校学生採用試験、海上保安学校学生採用試験、海上保安学校学生採用試験(特別)のほか、海上保安庁船艇職員、無線従事者、航空機職員の各採用試験。有資格者を対象とする試験も含まれる。一方、「海上保安学校学生採用試験(海洋科学課程)」は、該当の体力検査項目を実施していないため対象外とされた。

体力検査は従来通り、「反復横跳び」「上体起こし」「鉄棒両手ぶら下がり」の3種目で構成されている。これまでは全項目において「基準」を満たすことが求められていたが、今回の改正により、「反復横跳び」と「上体起こし」の判定は下表の通り二段階制となった。

項目性別改正前改正後
基準第1水準第2水準
反復横跳び男子44回以上47回以上40回以上
女子37回以上39回以上32回以上
上体起こし男子21回以上22回以上17回以上
女子13回以上15回以上9回以上
鉄棒両手ぶら下がり男女共通10秒以上(改正なし)

「第1水準」は従来の基準に相当する水準として設定されており、これを下回った場合でも直ちに不合格にはならない。ただし、「反復横跳び」と「上体起こし」の両方が第1水準を下回った場合は不合格となる。

「第2水準」は、採用後の訓練などにより海上保安官としての職務遂行に必要な体力の素地を備えていると判断される最低基準とされており、いずれかの種目が第2水準を下回った場合も不合格となる。

新たな基準のもとでは、「鉄棒両手ぶら下がり」で10秒以上を記録し、「反復横跳び」と「上体起こし」の両方が第2水準を満たし、かつそのうち少なくとも一方が第1水準に達している必要がある。

今回の改正は、受験者の柔軟な評価を可能としつつ、職務遂行に必要な体力水準を適切に見極めることを目的としている。


情報発表元:海上保安庁 - 海上保安大学校並びに海上保安学校の学生採用試験申込受付開始及び体力検査の基準改正について
 
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