三菱重工交通・建設エンジニアリングは2026年1月13日(火)、自走式の舶用旅客搭乗橋「Mitsubishi Marine Bridge:MMB」を横浜市に納入し、横浜港大さん橋国際客船ターミナルでの供用を開始した。MMBは広島県三原市にある三菱重工業三原製作所で製造されたもので、同社が自走式MMBを納入するのは今回が初めてとなる。

MMBは、大型クルーズ船への対応を可能とし、船ごとに異なる舷門位置にも柔軟に装着できる仕様となっている。搭乗橋の自走には、前後8輪ずつ計16輪の独立操舵走行装置を搭載しており、岸壁の先端での転回も可能なことから、大さん橋の「新港ふ頭」側と「山下ふ頭」側の両岸壁での運用が可能。

自動走行機能には、空港用旅客搭乗橋PBB(パッセンジャー・ボーディング・ブリッジ)で採用されている完全自動装着システムの技術を応用し、GNSS(全球測位衛星システム)による精密な移動を可能としている。加えて、岸壁側にレール等の整備が不要な無軌道走行機能により、荷役作業や車両通行など他の業務への支障も最小限に抑えられるとしている。利用しない際には岸壁上の空きスペースに移動して待機させることも可能。

電源については、前後の走行装置に発電機を搭載しているため自走時に外部電源は不要であり、架橋時には陸電供給への切り替えが可能となっている。また、MMBは空港用PBBと同様に、緩やかなスロープを採用したバリアフリー設計がなされており、旅客が岸壁に降りることなく船舶とターミナルを往来できる構造となっている。


情報発表元:三菱重工業 - MHI-TCが「自走式舶用旅客搭乗橋」を横浜市に納入、1月13日に供用開始
 
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