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東京都は2026年2月4日(水)に、地元区や関係団体と連携して、防災船着場を活用した水上輸送訓練を実施する。災害時における確実な水上輸送の実現を目的としたもので、訓練では緊急物資や医療物資、避難者の輸送を想定し、関係機関の連絡体制の確認および応急対応能力の向上を図る。

訓練は5つのルートで構成され、水上バス、水上タクシー、屋形船が使用される。ルートAでは明石町(中央区)から水辺ライン大井(品川区)までの水上バスを用いた物資輸送訓練、ルートBでは天空橋(大田区)から品川(港区)までの水上タクシーによる人員輸送訓練、ルートCでは白鬚東(墨田区)から芝浦西運河(港区)までの水上タクシーを用いた物資輸送訓練が実施される。

また、一般参加者も加わることができる訓練として、屋形船を活用した人員輸送訓練(ルートD)も実施される。この訓練では、お台場海浜公園から日の出桟橋まで屋形船で移動し、船内では東京港の防災対策に関する説明を受けることができる。募集対象は都内在住・在勤・在学の人々とその同伴者で、定員は25名。参加費は無料だが、発着場までの交通費等は自己負担となる。応募期間は2026年1月5日(月)から1月19日(月)までで、応募多数の場合は抽選を実施し、結果は1月23日(金)までにEメールで通知される予定。

このほか、屋形船を用いた物資輸送訓練(ルートE)として、大井ふ頭中央海浜公園から大森南四丁目を経由し、災害拠点病院へ向かうルートも設定されている。


情報発表元:東京都 - 防災船着場を活用した水上輸送訓練を実施します
 
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