画像提供:防衛省統合幕僚監部

防衛省統合幕僚監部は、南西諸島沖に12月5日(金)以降展開している中国人民解放軍海軍のクズネツォフ級空母「遼寧(16)」について、12月9日(火)時点のその後の動向を公表した。

12月8日(月)以降、確認されているのは空母「遼寧」のほか、ルーヤン(旅洋)III級ミサイル駆逐艦「西寧(117)」、同じくルーヤンIII級ミサイル駆逐艦「開封(124)」、フユ級高速戦闘支援艦「呼倫湖(901)」とみられる4隻。

「呼倫湖」の除く3隻とレンハイ級(055型)ミサイル駆逐艦「南昌(101)」は、これまでに、東シナ海の沖縄県の久場島の北約420kmの海域から宮古海峡を通航して太平洋に進出、沖縄本島と南大東島との間の海域を北東進し、喜界島の東約190kmの海域を東進していることろが12月7日(日)に確認されていたが、今回、「遼寧」、「西寧」、「開封」、「呼倫湖」の4隻が12月8日(月)に北大東島の東約490kmの海域に、12月9日(火)に北大東島の東約450kmの海域を航行しているところが確認された。

また、12月8日(月)に、空母「遼寧」の艦載戦闘機、艦載ヘリによる発着艦が約40回確認され、12月5日(土)以降に確認された発着艦の実績は計約140回となった。

海上自衛隊は護衛艦「てるづき(DD-116)」により警戒監視・情報収集を実施したほか、艦載戦闘機の発着艦に対し、航空自衛隊の戦闘機を緊急発進させる等の対応を行っている。


情報発表元:防衛省統合幕僚監部 - 中国海軍艦艇の動向について
 
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