画像提供:南日本造船

今治造船グループの南日本造船は2025年11月27日(木)、同社で建造してうら52,000載貨重量トン型プロダクトタンカー「PS TOKYO」を竣工させ、発注者へ引き渡した。

「PS TOKYO」は、IMO TypeII、TypeIIIのケミカル製品に対応するプロダクト兼ケミカルタンカーで、各カーゴタンクには独立式のサブマージドポンプを装備、最大6種類の貨物を同時に積載可能な荷役性能を有する。タンク構造には骨なし構造を採用し、洗浄効率の向上および残油の軽減を図っている。

環境対応では、MARPOLやバラスト水管理条約などの国際的な環境基準を満たす機器を装備し、二酸化炭素排出抑制に関するEEDIではフェーズ2の要件に加え、フェーズ3の要件にも対応。さらに、バラスト水処理装置を備えるほか、NOx排出の三次規制にも準拠した機器を搭載している。

推進性能に関しては、省エネ付加物をプロペラ近傍に配置し、高効率プロペラや摩擦抵抗低減塗料を採用することで、高い推進性能を実現した。

船体の全長は184.94メートル、幅は32.20メートル、深さは19.10メートルで、載貨重量は52,789トン、総トン数は30,591トン。主機関には6S50ME-C10.6を採用し、航海速力は約14.5ノット。船籍はパナマとなっている。


情報発表元:今治造船 - 52,000載貨重量トン型プロダクトタンカー「PS TOKYO」竣工
 
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 造船メーカー : 南日本造船