画像提供:川崎汽船

川崎汽船は2025年11月26日(火)、同社100%出資するシンガポールの現地法人“K” Line Pte Ltd(KLPL)が所有・運航し、川崎汽船グループの船舶管理会社“K” Line RoRo Bulk Ship Management Co., Ltd.(KRBS)が管理するばら積み船「EUROPA BAY」を対象とした大規模海難事故対応演習が実施された。

今回の演習は、同船がインドネシアのカリオランへ航行中に機関室で火災が発生し、乗組員による初期消火活動にもかかわらず火災が拡大、主機が停止し、CO2消火装置の作動によって鎮火するも機関損傷により漂流状態となる事態を想定して行われた。KLPLに事故対策本部が設置され、KRBSと連携して対応を協議、社内外の関係者との情報共有や緊急対応体制の確認が実施された。

川崎汽船グループでは、中期経営計画において「安全・船舶品質管理」をグループの強みとして位置付けており、安全運航を最優先課題として取り組んでいる。今回のような大規模事故対応演習を通じて、不測の事態への備えとともに、日々の安全運航体制の強化を図る方針。


情報発表元:川崎汽船 - シンガポールで大規模事故対応演習を実施
 
【関連ジャンル】
 海運事業者 : 川崎汽船