2025年11月5日(火)、中国初の電磁カタパルトを採用した航空母艦「福建(18)」の就役・授旗式が、海南省三亜の軍港で実施された。当日は習近平国家主席が式典に出席し、艦長、政治委員に軍旗を授与したのち、艦内を視察した。
授旗式は同日16時30分に開始され、海軍部隊や空母建造関係者など約2,000人が岸壁に整列する中、国歌の斉唱とともに五星紅旗が掲揚され、儀仗兵が軍旗を携えて進行、習近平主席は八一軍旗を艦長と政治委員に授与し、記念撮影に臨んだ。式典は中国人民解放軍軍歌の奏唱をもって締めくくられた。
式後、習近平主席は「福建」に乗艦し、中国の空母建設に関する進展状況の報告を受けたほか、艦上戦闘システムや電磁カタパルトの運用状況を視察した。飛行甲板では、4本の着艦拘束索と3基のカタパルトが整備され、J-35、J-15T、KJ-600などの艦載機が駐機、習近平主席は甲板配置の説明を受け、各種設備を確認しながら、搭乗員との意見交換を行った。航空保障にあたる隊員らとも交流を図り、各自の職務や任務内容について尋ねた上で、戦闘力向上への貢献を求めた。
習近平主席はまた、飛行指揮や離発着運用の状況を把握。艦橋では航泊記録への署名を行い、かねてより自ら決定した電磁カタパルト技術の導入に関連して、制御室で射出操作を視察、射出ボタンを押下するなどした。加えて、食堂や兵士舎に赴き、乗員の生活・食事環境についても確認した。
情報発表元:中华人民共和国国防部 - 我国第一艘电磁弹射型航空母舰入列 习近平出席入列授旗仪式并登舰视察【関連ジャンル】 海運事業者 : 中国人民解放軍海軍












