画像提供:文部科学省

文部科学省 研究開発局は2025年8月29日(金)、令和8年度予算の概算要求の概要を公表した。この中で、海洋研究開発機構(JAMSTEC)での運用が想定される北極域研究船「みらいII」の建造・運用に関して、約83億6,400万円を計上したことを明らかにした。

このうち、「みらいII」の建造費は、59億7,100万円を計上、建造費総額339億円のうち、約18%を文科省の令和8年度予算で確保する見通し。なお、「みらいII」建造費は前年度の令和7年度予算では26億2,300万円が計上されていた。

また、今回新たに「みらいII」の運用費用として、23億9,300万円が計上された。これは2027年度以降の研究航海に向け、「みらいII」の引き渡し後に行う観測活動を想定した機器作動確認、操船・各種作業訓練等の慣熟航海を想定したもの。このほか、運航機器予備品等の配備、搭載も想定されている。


情報発表元:文部科学省 - 研究開発局主要事項 -令和8年度科学技術関係概算要求-
 
【関連ジャンル】
 船舶 : みらいII
 海運事業者 : 海洋研究開発機構