©Funeco News

横浜開港資料館は2025年9月13日(土)から12月21日(日)まで、特別公開「小川雄一コレクション初公開 横浜の外国商社と舶来時計」を企画展示室で開催する。

明治政府は1872年(明治5)に改暦を実施し、太陰暦から太陽暦、不定時法から定時法への転換を行ったことで人々の時間の概念が大きく変化し、洋式時計が普及した。特に外国商社が輸入した舶来時計は国産時計が登場するまでの間、一時代を築き「商館時計」と呼ばれるようになった経緯がある。今回の展示では、2024年度に寄贈された小川雄一コレクションの商館時計163点と関連資料を通じ、時計輸入の中心地が横浜であった事実や、近代化を進める日本における商館時計の影響を紹介される。

会期中の休館日は毎週月曜だが、月曜が祝日の場合は翌火曜が休館日となる。入館料は一般500円、小中学生および横浜市内在住の65歳以上は250円。

関連イベントとして、展示担当者による展示案内が9月15日(月・祝)、28日(日)、10月5日(日)、13日(月祝)、26日(日)、11月3日(月祝)、24日(月・振)、12月6日(土)、20日(土)、21日(日)に14時から各30分程度実施される。事前予約は不要で、参加費は無料だが入館料が必要となる。

また、白井拓朗調査研究員による連続講座が9月27日(土)に「横浜外国人居留地の外国商社」、10月11日(土)に「商館時計の魅力と流通」のテーマで開催される。いずれも会場は横浜市開港記念会館6号室、時間は14時から15時30分、各回定員50人で参加費は1,000円。さらに10月25日(土)には、まち歩き企画「横浜外国人居留地を歩く」が実施される参加費は1,000円で定員20人、申込締切は10月10日(金)17時。

展覧会図録は横浜開港資料館編『小川雄一コレクション初公開 横浜の外国商社と舶来時計』として、A4判オールカラー44頁、価格1,300円(税込)で発行される予定。展示ではF.ヘロブ商会やコロン商会、シュオーブ・フレール商会、ファブル-ブラント商会の時計やポスターなどの資料が公開される。


情報発表元:横浜開港資料館 - 特別公開「小川雄一コレクション初公開 横浜の外国商社と舶来時計」関連イベントの詳細が決定しました。
 
【関連ジャンル】
 港湾 : 横浜港