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日本郵船は2025年6月6日(金)、神奈川県横浜市中区の山下公園前で一般公開されている「日本郵船氷川丸」に、第31代船長として中村大輔氏が着任したことを発表した。

中村氏は1981年に日本郵船へ入社し、2008年2月から2015年9月まで「飛鳥II」の船長を務めた経歴を持つ。船長としての豊富な経験を背景に、今回「氷川丸」の船長に就任した。現在は「日本郵船氷川丸」船長のほか、日本郵船のリピーター組織「郵船クルーズ・マイアスカクラブ」の会長も兼任している。

中村氏は就任に際して、昭和初期から続く「氷川丸」の歴史と役割を振り返り、1980年代後半に同社が客船事業に再参入した経緯や、自身がその立ち上げに関わったこと、さらには「飛鳥II」船長時代の経験を述懐した。特に、かつて「氷川丸」から汽笛のチアリングを受けて出航していた「飛鳥II」に対し、今後は自身がその汽笛を鳴らす側になることへの思いを語った。

「氷川丸」は、1960年に日本郵船が客船事業から撤退した際に引退したが、現在は歴史的な展示船として保存され、まもなく進水から100年を迎える。

「日本郵船氷川丸」は、毎日10時から17時まで公開されており、最終入館は16時30分。月曜日が休館日となっているが、祝日の場合は翌平日が休館となる。アクセスは、みなとみらい線「元町・中華街駅」4番出口から徒歩3分の場所に位置する。


情報発表元:日本郵船 - 『日本郵船氷川丸』に新船長が着任しました
 
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 船舶 : 飛鳥II
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