
防衛省統合幕僚監部は2025年3月21日(水)、中国海軍艦艇の動向として、海上自衛隊の艦艇・航空機が、先島諸島を周回する中国海軍の艦艇2隻を確認したと公表した。
まず、3月16日(日)23時頃、沖縄県・魚釣島の北西約80kmの海域において、南東進する中国海軍の052C型(ルーヤン(旅洋)II級)ミサイル駆逐艦「長春(150)」とみられる艦艇を確認、その後、当該艦艇は3月16日((日)から3月17日(月)にかけて魚釣島の西約70kmの海域を南進し、与那国島と台湾の間の海域をさらに南進する動きを示した。
さらに、3月17日(月)23時頃には、同じく魚釣島の西約80kmの海域において、南進する中国海軍の054A型(ジャンカイ(江凱)II級)フリゲート「浜州」とみられる艦艇も確認され、この艦艇も3月17日(月)から3月18日(火)にかけて与那国島と台湾との間の海域を南進した。その後、両艦艇は3月20日(木)12時頃に沖縄本島と宮古島の間の海域を北西進し、東シナ海方面へ向けて航行したことが確認された。
これらの動向に対し、海上自衛隊は第5護衛隊所属の護衛艦「あきづき(DD-115)」、第14護衛隊所属の護衛艦「せんだい(DE-232)」、鹿屋航空基地を拠点とする第1航空群所属のP-1哨戒機、那覇航空基地を拠点とする第5航空群所属のP-3C哨戒機により、警戒監視・情報収集を実施した。
情報発表元:【関連ジャンル】 船舶 : 150 長春 船舶 : 515 浜州 船舶 : DD-115 あきづき 船舶 : DE-232 せんだい 海運事業者 : 海上自衛隊 海運事業者 : 中国人民解放軍海軍