画像提供:東京都

東京都は2025年2月4日(火)、水上バスや屋形船、水上タクシーを活用した「水上輸送訓練」を実施する。この訓練は、災害時における緊急輸送体制の強化を目的とし、東京都港湾局や建設局を中心に、地元区や関係団体と連携して行われる。

訓練では、防災船着場を利用し、物資や人員の輸送を想定した複数のルートが設定されている。具体的には、「ルートA」として屋形船を用いた高橋から夢の島乗船場間の物資輸送、「ルートB」として水上タクシーを用いた有明客船ターミナルから朝潮運河に至る物資・人員輸送、「ルートC」と「ルートD」として水上バスを活用した輸送訓練が実施される。「ルートC」と「ルートD」の訓練には一般参加者の公募も行われ、実際の訓練に参加できる機会が設けられる。

一般公募による訓練は浜町防災船着場に集合し、水上バスで箱崎町防災船着場まで移動後、訓練を開始する。「ルートC」では箱崎町から晴海5丁目間で物資輸送訓練を見学し、「ルートD」では晴海5丁目から浜町間で人員輸送訓練に参加する流れとなる。参加者の募集対象は都内在住・在勤・在学の6歳以上の25名で、小学生以下は保護者の同伴が必要となる。応募は2025年1月6日(月)から1月20日(月)まで受け付けられており、応募多数の場合は抽選が行われる。

訓練は13時15分から16時20分までの間に実施予定であり、天候や潮位の状況により中止や変更となる場合がある。応募は、東京都のサイトにリンクされている応募フォームから受け付けられている。

東京都はこの訓練を通じて、災害発生時における関係機関の連携体制を強化し、緊急対応能力の向上を図る方針。


情報発表元:東京都港湾局 - 防災船着場を活用した水上輸送訓練を実施します
 
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