画像提供:大阪水上バス

大阪水上バスは2025年1月8日(水)、大阪港帆船型観光船「サンタマリア」を使用した緊急時海上輸送訓練を実施する。訓練は、大阪港の海遊館西はとばから神戸港の中突堤中央ターミナル「かもめりあ」までを往復する航行ルートが用いられ、災害発生時の運航体制の維持と技術継承を目的としている。

今回の訓練は、大阪・関西万博を見据え、また阪神・淡路大震災から30年の節目を迎えることを機に計画されたもの。震災当時、大阪水上バスは、港外航行の実績がない中で37日間にわたる緊急海上輸送を実施。約3万2千人を輸送した経験を持つ。この経験を基に、同社は港内での操練や避難津波訓練を継続的に行い、さらに「平成30年台風21号」を契機に空港~大阪市内間の移送訓練も実施してきた。

訓練は阪神・淡路大震災当時の緊急輸送ルートと同じ航路が用いられる。9時に海遊館西はとばを出発、約1時間55分かけて神戸港へ到着。停泊時間25分後の11時20分に神戸港を出発し、13時20分に海遊館西はとばへ帰港する予定。


情報発表元:大阪水上バス - 【プレスリリース】サンタマリア緊急時海上輸送訓練について
 
【関連ジャンル】
 港湾 : 神戸港 中突堤
 港湾 : 大阪港
 海運事業者 : 大阪水上バス