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2024年12月5日(木)、一般社団法人 日本外航客船協会が主催する「クルーズ・オブ・ザ・イヤー 2024」の選考結果が発表された。今年で第14回目を迎える同企画では、国土交通省、観光庁、一般社団法人日本旅行業協会の後援のもと、グランプリ・国土交通大臣賞1点、優秀賞3点、特別賞5点が選出された。授賞式は12月19日(木)、千代田区平河町の海運ビルで開催される。

グランプリ・国土交通大臣賞には、郵船クルーズの「飛鳥II 2024年世界一周クルーズ」が選出された。同クルーズはコロナ禍以降、日本船による世界一周クルーズが6年ぶりに実現したもので、中東情勢の影響で航路変更が必要となる中でも充実した内容を提供したことなどが評価された。ドイツで建造中の新客船「飛鳥III」の造船所見学ツアーを組み込むなど、未来志向のプログラムも評価された。

優秀賞には、商船三井クルーズの「MITSUI OCEAN FUJI Debut Cruise 2024」、株式会社MSCクルーズジャパンの「MSCクルーズ沖縄シーズン」、阪急交通社の「2024ソーラーエクリプス アメリカ大陸横断皆既日食観測クルーズ 14日間」が選ばれた。新たなラグジュアリー客船のデビューや、短期間での利用が可能な大規模なフライ&クルーズ展開などが高評価を得た。

また、特別賞には「にっぽん丸」のチャータークルーズ「空知信用金庫創立100周年記念特別航路」や、商船三井クルーズの「シルバーウィーク食の日本一周クルーズ」、北海道小樽市の「第3号ふ頭及び周辺地域の再開発」、佐世保市港湾部による「佐世保港」クルーズ寄港時の取り組み、横浜港振興協会による「クルーズのお客様“おもてなし”トライアル」の5件が選ばれた。これらのプロジェクトは被災地復興支援や地域活性化や、港湾サービスの向上を通じて、クルーズ業界と地域社会を結びつける取り組みなどが評価された。


情報発表元:日本外航客船協会 - 「クルーズ・オブ・ザ・イヤー 2024」の選考結果について
 
【関連ジャンル】
 船舶 : MITSUI OCEAN FUJI
 船舶 : 飛鳥II