陸上自衛隊は2024年11月28日(木)、広島県尾道市の内海造船瀬戸田工場において、新輸送艦の命名・進水式を実施、同艦は「ようこう(LCU-4101)」と命名された。
「ようこう」は、基準排水量3,500トンの輸送艦。2024年度末までに新編される「自衛隊海上輸送群」に配備される。同日の命名式の執行者は陸上自衛隊 中部方面総監の小林弘樹陸将が務めた。
なお、「自衛隊海上輸送群」は、海上自衛隊呉基地に新編され、海上自衛隊と陸上自衛隊が共同で部隊を運用する計画。島嶼部への海上輸送能力強化のため、本土と島嶼部間の輸送を実施可能な「中型級船舶」、水深の浅い島嶼部の港湾にも輸送を実施可能な「小型級船舶」、小型級船舶では接岸できない島嶼への輸送を実施可能な「機動舟艇」を計10隻導入する計画で、これまでの概算要求で計上済のものを含めると、「中型級船舶」が2隻、「小型級船舶」が4隻、「機動舟艇」が4隻となる。
今回進水した「ようこう」型輸送艦は、この「中型級船舶」に該当する。今年10月29日(火)には内海造船瀬戸田工場において「小型級船舶」に該当するする「にほんばれ(LCU-4151)」も進水している。
令和6年11月28日、内海造船株式会社の瀬戸田工場において、今年度末までに新編予定の3自衛隊共同の部隊である自衛隊海上輸送群(仮称)が運用する輸送艦(LSV)「ようこう」の命名式・進水式が実施されました。 pic.twitter.com/IAJSWhkvzk
— 陸上自衛隊 (@JGSDF_pr) November 28, 2024
情報発表元:内海造船 - 輸送艦(LSV)『ようこう』の進水式を行いました
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