今治造船は2024年10月25日(金)、広島県三原市の同社広島工場で建造していた5,800個積みコンテナ船「OOCL SEATTLE」を竣工、引き渡した。
「OOCL SEATTLE」は、5,920TEU相当のコンテナ積載能力を持つコンテナ専用船。全長254.94m、幅40.00mで、総トン数は57,907トン。
デッキ上には最大3段のラッシングブリッジを備えており、ホールド、デッキ上において多数の冷凍コンテナを積載できるほか、IMDG Code(国際海上危険物輸送規則)の適用を受ける各種危険物の積載にも対応している。また、NOx3次規制に対応すべく、主機には排ガス再循環システム(EGR)、発電機関に選択触媒還元装置(SCR)を搭載、プロペラ付近に装備した省エネ付加物や海水との摩擦を低減する船体外板塗料の適用等により、推進性能・環境性能の向上が図られている。
なお、広島工場では2024年4月に同型船「OOCL VERACRUZ」、7月には「OOCL CHENNAI」を、建造し引き渡している。
情報発表元:今治造船 - 5,800個積みコンテナ船「OOCL SEATTLE」竣工【関連ジャンル】 造船メーカー : 今治造船 広島工場