画像提供:防衛省統合幕僚監部

防衛省統合幕僚監部は2024年10月2日(水)、太平洋に展開中の中国人民解放軍海軍のクズネツォフ級空母「遼寧(16)」を含む複数の艦艇について、9月27日(金)から10月1日(火)にかけても引き続き太平洋上で確認していることを公表した。

確認された日程、艦艇は以下の通り。なお、当該期間においては、空母「遼寧」の艦載戦闘機による発着艦が約130回、艦載ヘリによるものが約90回、計約220回の発着艦が確認された。9月20日(金)から9月26日(木)にかけて確認された発着艦を含めると、計約630回の確認となる。

その後、10月1日(火)から10月2日(水)にかけて、空母「遼寧」を含む複数の艦艇がフィリピン・ミンダナオ島東の海域を南西進したことが確認された。海上自衛隊は、護衛艦「あさひ(DD-119)」と「きりさめ(DD-104)」により警戒監視・情報収集を実施した。

日時 位置 確認された艦艇
9月27日(金) 20時頃 沖ノ鳥島の南西 約1200km クズネツォフ級空母「遼寧」(16)
ルーヤンⅢ級ミサイル駆逐艦(120)
9月28日(土) 20時頃 沖ノ鳥島の南西 約740km クズネツォフ級空母「遼寧」(16)
ルーヤンⅢ級ミサイル駆逐艦(120)
9月29日(日) 20時頃 沖ノ鳥島の南 約630km クズネツォフ級空母「遼寧」(16)
9月30日(月) 20時頃 沖ノ鳥島の南 約1110km クズネツォフ級空母「遼寧」(16)
ルーヤンⅢ級ミサイル駆逐艦(118)
10月1日(火) 20時頃 沖ノ鳥島の南西約1520km クズネツォフ級空母「遼寧」(16)
レンハイ級ミサイル駆逐艦(103)
ルーヤンⅢ級ミサイル駆逐艦(118)(120)(123)
フユ級高速戦闘支援艦(901)

情報発表元:防衛省統合幕僚監部 - 中国海軍艦艇の動向について
 
【関連ジャンル】
 船舶 : DD-104 きりさめ
 船舶 : DD-119 あさひ
 海運事業者 : 海上自衛隊
 海運事業者 : 中国人民解放軍海軍