画像提供:防衛省統合幕僚監部

防衛省統合幕僚監部は2024年9月17日(火)から9月18日(水)にかけ、中国人民解放軍海軍の空母「遼寧」を含む艦艇3隻が沖縄県の与那国島と西表島との間の海域を通航したと公表した。同海域において中国海軍所属の空母の航行が確認されたのは今回が初めて。

航行が確認されたのは、クズネツォフ級空母「遼寧(16)」、ルーヤンIII級ミサイル駆逐艦「成都(120)」、「淮南(123)」と見られる3隻の艦艇。9月17日(火)19時頃に魚釣島の北西約210kmの海域を航行する様子が確認された後、9月18日(水)にかけて魚釣島の西約70kmの海域を南進、さらに与那国島と西表島との間の海域を南進し、太平洋へ向けて航行したことが確認された。

海上自衛隊は、護衛艦「たかなみ(DD-110)」、「せんだい(DE-232)」のほか、鹿屋を拠点とする第1航空群所属のP-1哨戒機、那覇を拠点とする第5航空群所属のP-3C哨戒機により警戒監視・情報収集を実施した。


情報発表元:防衛省統合幕僚監部 - 中国海軍艦艇の動向について
 
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 船舶 : DD-110 たかなみ
 船舶 : DE-232 せんだい
 海運事業者 : 海上自衛隊
 海運事業者 : 中国人民解放軍海軍