画像提供:九州防衛局

防衛省 九州防衛局は2024年9月10日(火)、鹿児島県・馬毛島の自衛隊施設整備事業について、完成見込みを延期する方針を明らかにした。

馬毛島の自衛隊施設整備事業は、滑走路2本を擁する「航空自衛隊 馬毛島基地」の整備を中心に、艦船の係留施設や、エアクッション艇・水陸両用車の揚陸施設も設置される事業。防衛省は、通勤のために、種子島~馬毛島間を運航する船舶定期便を、民間業者に委託する計画で、中種子町の浜津脇港や西之表港などの港を活用する方針も示している。また、滑走路はアメリカ海軍の空母艦載機着陸訓練(Field-Carrier Landing Practice:FCLP)にも利用される計画。

今回の馬毛島全体の自衛隊施設整備事業の完成後倒しは、工程を改めて精査した結果、公表されたもの。これまで完成は2027年3月末とされていたが、今回、「2030年3月末」完成の見込みであることが明らかにされた。滑走路などの運用開始に最低限必要となる施設は、引き続き早期に完成させるとしているが、係留・揚陸施設などの整備は工期終盤まで要する見通しとなっている。


情報発表元:防衛省 九州防衛局 - 馬毛島の自衛隊施設の完成時期について
 
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