画像提供:海上自衛隊

防衛省は2024年8月30日(金)、令和7年度予算の概算要求の概要を公表した。この中で、2024年度末に新編される「自衛隊海上輸送群」で運用する輸送船舶に関して3隻計202億円を計上する方針を明らかにした。

「自衛隊海上輸送群」は、海上自衛隊呉基地に新編され、海上自衛隊と陸上自衛隊が共同で部隊を運用する計画。令和7年度予算の概算要求では、島嶼部への海上輸送能力強化のため、本土と島嶼部間の輸送を実施可能な「中型級船舶」、水深の浅い島嶼部の港湾にも輸送を実施可能な「小型級船舶」、小型級船舶では接岸できない島嶼への輸送を実施可能な「機動舟艇」が各1隻ずつ請求された。計上額は「中型級船舶」が80億円、「小型級船舶」が64億円、「機動舟艇」が58億円となる。

なお、「自衛隊海上輸送群」は計10隻の輸送船を導入する計画で、これまでの過去年度の予算で計上済のものを含めると、「中型級船舶」が2隻、「小型級船舶」が4隻、「機動舟艇」が4隻となる。


情報発表元:防衛省 - 防衛力抜本的強化の進捗と予算-令和7年度概算要求の概要-
 
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