画像提供:海上幕僚監部

防衛省 海上幕僚監部は2024年5月2日(木)、伊豆諸島・鳥島沖約270kmの海域で4月21日(日)に発生した海上自衛隊の2機のSH-60Kの墜落事故に関して、原因は「衝突」によるものと判明したと公表した。

今回、原因を「衝突」と断定するに至った経緯について防衛省は、フライトレコーダーの一次解析によって判明した内容で明らかになったとしている。

一次解析の内容について、具体的には、2機ともに、フライトレコーダーで確認できる針路・速力・高度等の飛行諸元やエンジン等の諸元から、飛行状態や機体に異常を示すデータがなかたことから、故障等がなく、航空機の安全性そのものは確認できたとしているほか、いずれの機体も位置精度に問題はないものの、同時刻同位置で通常飛行と異なる大きなデータとして、Gや高度の変化など、衝突を示す急激かつ大きな衝撃が発生していることが確認できたとしている。

防衛省はこうした状況から、墜落の原因は「衝突」によるものと断定、事故発生直後から、海上自衛隊のSH-60型機の訓練飛行を見合わせてきたところ、5月3日(金)から、機体同士の衝突のおそれがない単機による訓練飛行については、見合わせを解除する。


情報発表元:海上自衛隊 - 海上自衛隊ヘリコプターの墜落事故について
 
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