画像提供:ジャパン マリンユナイテッド

ジャパンマリンユナイテッド(JMU)は2024年4月12日(金)、広島県呉市の呉事業所で建造していた12,800TEU型コンテナ船「マースク・エル・パロマール(MAERSK EL PALOMAR)」を引き渡したと公表した。引き渡し日は3月27日(水)。

「MAERSK EL PALOMAR」は、12,800TEU型の大型コンテナ船5隻シリーズの1番船。幅広い運航域を想定し、高い積載能力を確保する一方で、省燃費性能、環境性能が求められる中、同社技術を駆使し高いレベルでの環境性能、積載性能、燃費性能を実現した新船型となる。

次世代燃料への足掛かりとしてメタノール Readyの仕様を採用し、DNV Fuel ready(LFL[AEc; D; MEc])Notationを取得している。また、運航頻度の高い船速・喫水に合わせて高効率を追求した最適船型を開発、JMU独自の省エネデバイスである Surf-Bulb,ALV-Finの最適化、Twisted Rupas舵の採用により、12,800TEU型としては高い燃費性能を実現しており、同船の EEDIは、Reference Lineに対して50%以上の削減を達成、同船に課されるEEDI削減率20%に対して大幅な削減を達成している。

「MAERSK EL PALOMAR」の総トン数は127,832トン、全長は約335メートル。


情報発表元:ジャパン マリンユナイテッド - 12,800TEU型コンテナ船“MAERSK EL PALOMAR”引渡
 
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 造船メーカー : ジャパン マリンユナイテッド