郵船クルーズは、2024年5月22日(水)から8月31日(土)までの期間、2025年就航予定の新造クルーズ客船「飛鳥III」船内で常設展示するアート作品の公募を実施する。
「飛鳥III」は、2025年就航予定の新造客船で、全長は「飛鳥II」の240.9mよりも小さい228.9m、総トン数は「飛鳥II」の50,444トンを上回る51,950トンとなる。乗組員数をほぼ「飛鳥II」から維持したまま、乗客定員をの85％程度に絞ることで、より乗客に寄り添ったサービスの提供が可能になる予定。郵船クルーズは新造船の建造に向け、2021年3月にマイヤー・ヴェルフトと造船契約を締結、2023年9月にスチール・カッティングセレモニー(鋼材切断式)が実施されていた。
船内は、日本の芸術文化を支える作家の美術品・工芸作品の数々で彩り、「動く洋上の美術館」のような客船とされる計画。これまでに、書家の矢萩春恵氏、漆芸家で人間国宝の室瀬和美氏、画家の千住博氏、画家で初代「飛鳥」、「飛鳥II」の船内壁画を描いた田村能里子氏などの作品が設置されることが公表されていた。
今回公募されるのは、船内の客室フロア通路、ラウンジ内で、約2年間、常設展示するアート作品で、募集作品のテーマは、「日本の四季を旅する ～あなたの地域の自然の風景～」。多種多様な作品で、インクルーシブな船内アート空間を目指すとしている。入選作品は最大127点とされ、その中からグランプリ1点、準グランプリ3点、審査員賞7点が選定される。グランプリを受賞すると、賞金100万円と、200万円相当の「飛鳥III」クルーズペアチケットが授与される。また、入選作品は、「飛鳥III」に展示されるまでの間、全国各地の美術館、市民ホール、客船ターミナル、「飛鳥Ⅱ」船内等で巡回展示される場合もある。
応募申し込みは、2024年5月22日(水)から開始される予定。
情報発表元：郵船クルーズ - クルーズ客船「飛鳥Ⅲ」アート公募展開催 船内にて常設展示する作品最大127点を募集【関連ジャンル】 海運事業者 : 郵船クルーズ
