海洋研究開発機構(JAMSTEC)は、2023年7月28日(金)から10月20日(金)17時まで、現在建造中の「北極域研究船」の名称を一般公募している。
JAMSTECの「北極域研究船」は、北極域が抱えている諸課題の解決に科学的根拠をもって貢献していくため、国際的な研究プラットフォームとして活用可能な、かつ十分な砕氷機能と世界レベルの観測機能を備える研究船として計画されているもの。2021年8月にジャパン マリンユナイテッドが建造を受注しており、全長は128m、全幅23m、深さ8m、総トン数13,000トン、砕氷能力は平坦1年氷1.2mを3.0ktの船速で連続砕氷可能な性能となる計画。耐氷能力はポーラークラス4、乗員は99名。
公募名称の条件は、「日本初の砕氷機能を有するJAMSTECの研究船として、ふさわしい名称」とされており、JAMSTECの「北極域研究船」特設サイトで応募が受け付けられている。選考は、一般公募により寄せられた名称案をもとに、JAMSTEC内外の専門家から意見を聴取し、北極域研究船として最もふさわしいと判断された名称が採用される予定。船名応募時には、北極域研究船への応援メッセージも寄せることができ、応募者全員に、JAMSTECオリジナルの「応援隊員認定証」が発行される。また、採用された名称の応募者から抽選で命名者が決定され、副賞がプレゼントされる。
決定された名称は、2023年度内に公表される予定。なお、新造船の進水は2025年3月、引き渡しは2026年11月の予定となっている。
情報発表元:海洋研究開発機構 - 北極域研究船名称の一般公募について【関連ジャンル】 海運事業者 : 海洋研究開発機構