三井E&Sマシナリーは、ニアゼロエミッション型港湾荷役クレーンを新たに開発、2022年8月8日(月)に商船港運へ2機、8月9日(火)にユニエツクスNCTへ4機納入したと公表した。
今回納入された「ニアゼロエミッション型トランステーナ」は、現行のハイブリッド型のクレーンと比較し、より大型のリチウムイオン電池を搭載することで、従来は熱に換えて放出していた荷役時の回生エネルギーを最大限再利用することを可能としたモデル。ディーゼルエンジン発電機セットが最小化されている。大型蓄電池と小型ディーゼル発電機セットを搭載しており、水素供給インフラが整った際に、ディーゼルエンジン発電機セットを水素燃料電池パワーパックに換装することで容易にゼロエミッション化を達成することが可能なモデルとなっている。
初号機の納入先となった商船港運は、商船三井のグループの企業で、神戸港と大阪港を拠点にコンテナターミナルを運営しており、今回は神戸国際コンテナターミナル(KICT)に納入された。また4機のユニエツクスNCT向けクレーンは、日本郵船が借受けしている日本郵船東京コンテナ・ターミナルに納入されている。
情報発表元：三井E&Sマシナリー - 商船港運株式会社向けニアゼロエミッション型港湾荷役クレーン2基を納品【関連ジャンル】 港湾 : 東京港 港湾 : 神戸港
