画像提供:常石グループ

岩手県山田町のティエフシーやまだ工場は、2022年5月29日(日)、同所で建造していた新遊覧船「宮古うみねこ丸」を宮古市へ引き渡した。同日は宮古港出崎埠頭において入港引渡し式が実施された。

「宮古うみねこ丸」は、宮古市にある国指定名勝「浄土ヶ浜」で運航されていた「浄土ヶ浜遊覧船」の復活を目的とした新旅客船。東日本大震災直後の2011年7月にツネイシクラフト&ファシリティーズがティエフシーを設立して以降、同所では11番船となる新造船で、宮古市が発注、19総トン型のアルミ合金製旅客船として建造された。軽く横揺れに強い「双胴船型」を採用、総トン数19トンの双胴船の建造は、ティエフシーでは初となる。

5月29日(日)は、宮古市の山本正德市長が乗船し工場を出港、約2時間後に宮古港へ入港し、「入港引渡し式」が実施された。式典では、地元高校生の吹奏楽演奏や大漁旗で迎える入港歓迎行事や、船の上からの餅まきなどが実施された。今後は、習熟運転等が行われた後、7月17日(日)に就航式を経て、出崎埠頭~浄土ヶ浜周遊~出崎埠頭の航路に就航する予定。


情報発表元:常石グループ - 岩手県山田町のティエフシー 新造船、宮古市遊覧船の入港引渡し式を実施
 
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