海上保安庁の巡視船「みずほ(PLH-41)」は、2022年5月13日(金)の13時から14時10分まで、伊勢湾南方海域で官民連携海賊対処訓練を実施した。
訓練は、巡視船「みずほ(PLH-41)」と商船三井が運航管理するLNGタンカー「LNG MARS」との間において、海賊船から追跡・接近等を受けた場合を想定した実働訓練として実施された。
具体的には、航行中の「LNG MARS」から、海賊と思われる不審な船舶に追跡、接近を受けている旨の通報が海上保安庁に入電したとの想定で開始された。その後、海上保安庁から訓練参加機関等に対し、関連情報の伝達・共有が実施された後、「LNG MARS」が回避操船等の海賊侵入防止措置を実施、海賊船は退散したものの海上保安庁に対し船上確認の要請があり、付近海域航行中の巡視船「みずほ」が現場海域へ急行する流れ・想定で実施された。
訓練には、海上保安庁、商船三井のほか、国土交通省海事局、商船三井グループのエム・オー・エル・エルエヌジー輸送、ReCAAP-ISC(アジア海賊対策地域協力協定情報共有センター)なども参加した。
情報発表元：海上保安庁 - 巡視船みずほによる官民連携海賊対処訓練について【関連ジャンル】 船舶 : PLH-41 みずほ 海運事業者 : 海上保安庁
