常石造船は2022年3月3日(木)、同社にとって初のLPG運搬船の建造を受注したと公表した。今回の受注は国内船主との間でLPG運搬船4隻の建造について契約を締結したもので、2023年に常石工場で1番船を竣工する予定となっている。
今回受注したLPG運搬船は、貨物タンク容量5,000㎥、全長約99m、幅17.6m、深さ8mの大きさ。推進抵抗を低減する船体形状や最新主機の搭載により、5,000m㎥LPG船クラスの汎用的な主寸法を踏襲しつつ、二酸化炭素の排出規制であるEEDIフェーズ3をクリアしている。加えてSCR(Selective Catalytic Reduction)を搭載することで窒素酸化物排出三次規制「NOx Tier3」に対応している。
なお常石造船は、貨物タンクやその関連システムの設計・建造に関して実績を持つ三井E&S造船と協業しており、両社の知見をあわせることで経済性と環境負荷軽減の両立を実現することを目指している。
情報発表元:常石造船 - 常石造船、LPG運搬船を初受注【関連ジャンル】