画像提供:内海造船

2021年12月4日(土)、広島県尾道市の内海造船瀬戸田工場において宇和島運輸の新造船「れいめい丸」の進水式が実施された。

「れいめい丸」は、全長約121.41m、幅16m、総トン数約2,710トンの旅客船兼自動車航送船。8t積トラック38台、乗用車28台、旅客定員586名の積載能力を有する。車両甲板への自動車の搭載は船首、船尾に装備されたランプドアや艙内ランプで行う。 昇降設備としてエレベータを右舷側に装備し、高齢者・身障者のバリアフリー設備として、車両甲板から第一遊歩甲板に移動可能。客室部にはペット過ごせる個室も設けられている。

航海中の横揺れを軽減するため、船体中央部にフィンスタビライザを装備しているほか、バウスラスタ2基、低速時の最大舵角70°が可能なシリング舵を2枚装備するとともに、可変ピッチプロペラを装備して出入港時の操船性を向上させている。

今後、艤装工事が実施され、宇和島運輸に引き渡された後、2022年6月23日(木)に就航する予定となっている。


情報発表元:内海造船 - 2,710総トン型 鋼製旅客船兼自動車航送船 『れいめい丸』
 
【関連ジャンル】
 海運事業者 : 宇和島運輸
 造船メーカー : 内海造船 瀬戸田工場