画像提供:防衛省統合幕僚監部

防衛省統合幕僚監部は、2021年10月18日(月)、海上自衛隊が奥尻島の南西約110kmの海域において、中国海軍、ロシア海軍の艦船各5隻、計10隻を確認し、これらが津軽海峡を東進したと公表した。海上自衛隊が中国海軍艦艇とロシア海軍艦艇が同時に津軽海峡を通過することを確認したのは今回が初。

確認された中国海軍の艦艇は、レンハイ級(055型)ミサイル駆逐艦「南昌(101)」、ルーヤン(旅洋)III級ミサイル駆逐艦「昆明(172)」、ジャンカイ(江凱)II級フリゲート「浜州(515)」、「柳州(573)」、フチ級補給艦(902)と見られる5隻。

確認されたロシア海軍の艦艇は、ウダロイI級駆逐艦「アドミラル・パンテレーエフ(Адмирал Пантелеев:548)」、「アドミラル・トリブツ(Адмирал Трибуц:564)」、マルシャル・ネデリン級ミサイル観測支援艦(331)、ステレグシチー級フリゲート「グロームキイ(Громкий:335)」、「アルダー・ツィデンジャポフ(Алдар Цыденжапов:339)」と見られる5隻。

なお、確認艦艇のうち中国艦艇5隻は、10月11日(月)に対馬の南西海域で確認され、その後、対馬海峡を北東進したものと同一の艦艇。海上自衛隊は八戸航空基地の第2航空群所属のP-3Cや、函館の第45掃海隊所属「いずしま(MSC-687)」、「あおしま(MSC689)」により所要の情報収集・警戒監視を実施した。


情報発表元:防衛省統合幕僚監部 - 中国及びロシア海軍艦艇の動向について
 
【関連ジャンル】
 船舶 : MSC-687 いずしま
 船舶 : MSC-689 あおしま
 海運事業者 : 海上自衛隊
 海運事業者 : 中国人民解放軍海軍
 海運事業者 : ロシア海軍