画像提供:第三管区海上保安本部

第三管区海上保安本部は2021年5月12日(水)、5月13日(木)の2日間にかけて、沖ノ鳥島沖の日本の排他的経済水域(EEZ)内において、中国の海洋調査船「海洋地質九号」がワイヤーのようなものを海中に延ばしていることを航空機で確認したと公表した。

最初に「海洋地質九号」の活動が確認されたのは、沖ノ鳥島の南南東約296キロメートルの海域。5月12日(水)12時50分頃に確認され、海上保安庁は「EEZ内におけるの同意を得ない海洋の科学的調査等を実施することは認められない。調査の中止を求める。」とする呼びかけを無線で実施した。

同船はその後、5月13日(木)13時頃にも、沖ノ鳥島の南南東254キロメートルの海域で、ワイヤーのようなものを海中に延ばしているところが確認されており、海上保安庁は再び無線で中止するよう呼びかけた。


情報発表元:第三管区海上保安本部 - 中国調査船「海洋地質九号」の視認について(第1報)
 
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