三菱造船は2020年3月6日(金)、フィリピン共和国と多目的船2隻の建造契約を締結したと公表した。
三菱造船が受注した多目的船は、2016年10月にフィリピンと日本の間で「フィリピン沿岸警備隊海上安全対応能力強化事業(フェーズII)」として調印された円借款事業の中で建造されるもので、日本の技術活用条件が適用される。
全長約94mの多目的船で、最大速力は24ノット以上、4,000海里以上の航続距離能力を有する計画。三菱重工業下関造船所で建造され、2022年に完成・引き渡される予定。排他的経済水域(EEZ)を監視する能力を持つ通信設備やヘリコプター用設備、遠隔操作型の無人潜水機、高速作業艇等を装備し、フィリピンでの海難事故や海上犯罪への迅速な対応能力の向上に寄与するとしている。
情報発表元:三菱重工 - フィリピン共和国向け多目的船受注 三菱造船、2022年に2隻を完成・引渡し【関連ジャンル】 造船メーカー : 三菱重工業 下関造船所