三菱重工は2019年9月25日(水)、同社グループである三菱造船の舶用SOxスクラバーシステム「DIA-SOx」を海外提携工場から出荷開始したと公表した。
「DIA-SOx」は三菱造船が立ち上げた舶用SOxスクラバーブランドであり、タワーが円筒形のCシリーズは三菱化工機、タワーが方形のRシリーズは三菱日立パワーシステムズとそれぞれ共同開発されている。CシリーズタワーはLPG運搬船や30万トンクラスの大型タンカーに搭載され、Rシリーズタワーは20,000TEUコンテナ船や14,000TEUコンテナ船に搭載される計画。
今回、Cシリーズタワーは中国工場、Rシリーズタワーは台湾工場で生産された。三菱造船は、2020年の全海域でのSOx排出規制発効を見据えた旺盛な需要にあわせ、2ヵ所の海外提携工場を含め、柔軟に対応可能な量産体制を構築していくとしている。
情報発表元:三菱重工 - 舶用SOxスクラバーシステムDIA-SOx® の出荷開始 三菱造船、海外提携工場も含め量産体制を整える【関連ジャンル】