三井E&S造船は2020年12月18日(金)、モロッコの国立漁業研究所向けに玉野艦船工場で建造していた海洋・漁業調査船を竣工させた。同船は、12月19日(土)に同工場から出航、豊田通商により日本からモロッコのアガディール港へ回航されており、2021年4月から調査船による海洋・漁業調査が開始される予定。
新造船の総トン数は1,238トン、全長48.5メートル、幅11.8メートル、航海速力12ノット、最大搭載人員33名。2018年10月に豊田通商を主契約者として三井E&S造船が受注したもので、モロッコでは初となる「本邦技術活用条件(STEP)」を適用した円借款案件となる。2020年6月に同工場で進水していた。
情報発表元:豊田通商 - モロッコ王国向け海洋・漁業調査船の引き渡しを実施【関連ジャンル】 造船メーカー : 三井E&S造船 玉野艦船工場