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神戸市は、2019年4月7日(日)の12時30分から14時ごろまで、神戸港の高浜岸壁南側とその周辺海域において「第20回 神戸港テロ対策合同実動訓練」を実施する。
訓練は、水際危機管理を担う関係機関が合同で実動訓練を実施することにより、神戸港における総合的な水際危機管理能力の向上を図ることを目的として実施される。神戸海上保安部、兵庫県警察、神戸市消防局のほか、神戸税関、大阪入国管理局神戸支局、近畿地方整備局、神戸運輸監理部、神戸市危機管理室、神戸市みなと総局が参加、郵船クルーズ、協同組合神戸タグ協会が訓練に協力し、クルーズ客船「飛鳥II」も参加する予定。
訓練では、海上航行中の大型クルーズ客船において、放火・化学剤テロ事案が発生した想定で進行される。乗組員から警察への通報を受け、海保、消防等の神戸港危機管理コアメンバーへ情報が伝達され、現地対策本部を設置、巡視艇による現場臨場、ヘリコプターによる上空警戒などを行う。
クルーズ船での火災想定に対しては、消防艇による消火活動を実施、警察、海保、消防による救助部隊を編成し、化学剤に対する検知、危険区域の設定を行い、船内の負傷者の探索・救助活動を実施する。船内で負傷者の一次除染を行ったのち、警備艇などによる負傷者の移送も予定されている。
なお、参加規模は、人員約200名、船舶10艇、ヘリコプター1機、車両6台の予定。
情報発表元:神戸市 - 第20回 神戸港テロ対策合同実動訓練の実施【関連ジャンル】 船舶 : 飛鳥II 港湾 : 神戸港 海運事業者 : 海上保安庁