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2020年6月25日(木)、東海汽船で長年離島路航路を支えてきた2代目「さるびあ丸」が引退し、3代目「さるびあ丸」が就航する。新船の就航1週間前となる6月18日(木)、東京・竹芝で報道関係者向けの内覧会が実施され、船内が公開された。船内公開にあわせ、小池都知事も同船の視察に訪れた。

今回は、6月18日(木)に公開された新「さるびあ丸」船内と、これまでに撮影した旧「さるびあ丸」船内を徹底比較、新船の特色をレポートする。

※写真はいずれも3代目は2020年6月18日(木)、2代目は2018年〜2019年の間に撮影。

諸元

新「さるびあ丸」は、これまでの「さるびあ丸」と比較すると総トン数が約1,000トン増え、コンテナ積載数も増加した一方、旅客定員は減少し、ゆとりのある客室配置となっている。いずれも三菱の下関造船所で建造された。

    
総トン数4,965トン6,099トン
全長120m118m
全幅15m17m
満載喫水約5.4m約5.4m
航海速力約20ノット約20ノット
旅客定員1,546人(指定席816席)1,343人(指定席733席)
コンテナ積載数30個38個
建造三菱重工業下関造船所三菱重工業下関造船所
就航日1992年12月25日2020年6月25日



船体外観

船首/デザイン

2代目「さるびあ丸」は船首部分に東海汽船の社旗がデザインされていたが、3代目「さるびあ丸」では船首部分に社旗はデザインされず、全面に東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムのデザインを手掛けた野老朝雄氏のデザインが映えた印象的な外観となっている。


▲船首部分にデザインされた東海汽船の社旗




▲船体の周りは、島の海に映える藍色「TOKYO アイランドブルー」の配色で「波」をイメージしたデザインが施されており、船首部分は波線のみだが、側面部には「波しぶき」もデザインされている。


▲「波しぶき」をイメージした船体側面のデザイン

船尾

2代目と3代目の「さるびあ丸」の外観を見比べた時に、わかりやすい違いの一つが船尾の形状の違いだ。2代目「さるびあ丸」は、かつて就航していた「かめりあ丸」と同様、丸み帯びた船尾が特徴的だが、3代目の「さるびあ丸」は平らな形状をしている。

船尾の上部構造物も、2代目はほぼ垂直に積み上げた形となっているが、3代目は上階にいくほど床面積が狭くなる「ピラミッド型」の構造となっている。このため、船尾部の屋外デッキの床面積は2代目よりも3代目の方が狭い印象を受ける。



▲式根島を離れる2代目「さるびあ丸」 (2019年9月19日撮影) 船尾は丸み帯びた形状となっている。


▲東京・竹芝に停泊中の3代目「さるびあ丸」。船尾は平らな形状。

ファンネル

ファンネル(煙突)の形状も、2代目と3代目で異なる特徴の1つだ。2代目よりも3代目の方が縦長な形状となっている。なお、2代目では屋上デッキはファンネル部の周囲を歩くことができたが、3代目はファンネル部よりも前方に屋上デッキが設けられている。



▲2代目「さるびあ丸」のファンネル。屋上デッキはファンネル部の周囲も歩くことが可能。



▲3代目「さるびあ丸」のファンネル。

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