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プリンセス・クルーズの客船「ダイヤモンド・プリンセス」は2020年2月5日(水)昼、一時停留していた横浜港沖を離れ、東京湾外へ航行している。この運航は、真水精製やバラスト水管理など運航に必要な作業を行うための措置。14時現在、館山沖を航行している。

「ダイヤモンド・プリンセス」では、厚生労働省による検疫により、乗客10名から新型コロナウイルスの陽性反応があった。当該10名はすでに下船し、神奈川県内の医療施設へ搬送されている。船内には、現在も乗客2,666名、乗務員1,045名が乗船しており、これら約3,700名について厚生労働省は、ウイルスの潜伏期間などを考慮し、船内に14日間留まってもらうとしている。

このため、「ダイヤモンド・プリンセス」は横浜港での食料や物資の積み込みを行う予定だが、その前に一旦現地を離れ、真水精製、バラスト水管理を行っている。

なお、プリンセス・クルーズは、すでに中止が発表されている横浜港2月4日(火)発クルーズに加え、横浜港を2月12日(水)に出発するクルーズについても中止すると発表している。


情報発表元:Princess Cruises - 新型コロナウイルスへの対応/ダイヤモンド・プリンセスの今後の運航中止について(2020年2月5日付 12:00)
 
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 船舶 : ダイヤモンド・プリンセス
 港湾 : 横浜港
 海運事業者 : プリンセス・クルーズ